前回のパスクリ通信で取り上げた、Amazonマーケットプレイスでの詐欺出品。不正なアカウントを停止しては次のアカウントが現れ…と、いたちごっこが続いているようです。早く安心して使えるようになりたいですね(◎_◎;)
日常的にAmazonを愛用している私としても困りものですが、詐欺アカウントに利用されてしまった方、マーケットプレイスに出店している方など、影響は多方面に及びそうです。

目的はいったい?

はた迷惑なこの詐欺行為、目的はいったい何なのでしょう?

①単純に金銭目的?

マーケットプレイスでの買い物は、「Amazonマーケットプレイス保証」で送料込み30万円まで保証があるので、このような詐欺に遭っても、高い確率で返金はされます。ただしこの申請を行わなかった場合、代金は業者の懐に!
これを期待した、金銭詐取の可能性も多少ありそうですね。ちなみに、詐欺が多発し始めた当初は相場の半額程度での出品が中心だったようですが、日が経つにつれ、あからさまに激安ではない出品も増えてきたみたいです。

ただ、今回私が見つけた例はちょっとレアパターンだったのか、商品価格が1円。薄利多売にしては無理があるように思います。
そうなると考えられる目的が、次!

②個人情報収集?

「送り付け商法」という詐欺の話を耳にしたことはありませんか?
ある日突然身に覚えのない荷物が届き、受け取ったり開封してしまうと、後日代金が請求される!!という恐ろしいものです(;゚Д゚) 住所と名前がたくさん集まれば、こういった詐欺に利用することもできます。
実在する住所氏名や電話番号の利用価値は、ほかにも山ほどあるはず。個人的には、こっちが主目的じゃないかと思っています。
どうせ返金されるなら、ネタやダメもとで購入してみようかという人もいるかと思いますが、オススメできません(;・∀・)

今回はアカウント乗っ取りの特に怖い例

前回のパスクリ通信でも書いたように、これらの詐欺出品は「マーケットプレイスに出店している(いた)アカウントを乗っ取ったもの」を利用している例が多く見受けられます。

今まで「アカウント乗っ取り」といえば、某サングラスの広告文(もちろん大元のメーカーとは無関係)が勝手に投稿されるとか、パスワードが変えられてログインできなくなるとか、「ちょっと迷惑」くらいの影響でしたが(といっても、SNSアカウントを捨てることになるのも結構ショックですね…)、今回は実害が大きく「アカウント乗っ取りの本当の怖さ」を痛感します!
元々公開していた情報とはいえ、本名や住所、電話番号が想定以上に多数の人の目に触れる状況に置かれたうえに、詐欺に使われたことで、問い合わせの電話やメールが殺到しているかもしれません。興味本位で名前や住所を検索する人も少なくないでしょう(◎_◎;)

アカウント乗っ取り予防の基本は「単純だったり意味のある文字列にしない」「使い回さない」こと!
今一度、お使いのアカウントのパスワードを確認してみてくださいね(`・ω・´)!