日本の生体認証技術をリードするNECが、2018年4月18日、生体認証ブランド「Bio-IDiom」に関するマスコミ向けの説明会を開催しました。

NECの生体認証 Bio-IDiomで扱うマルチモーダル(画像はBio-IDiomサイトより転載)

「顔」「虹彩」「指紋・掌紋」「指静脈」「声」、それに「耳音響」を加えた6種類のモーダル(認証技術)をベースに、このうちのいくつかのモーダルを組み合わせて連携認証を行うことで、それぞれの生体認証が持つメリットやデメリットを補完強化し、高精度・高セキュリティな本人認証の実現を目指す、という仕組みです。
ちなみに「耳音響」認証というのが珍しいですが、これは現在研究開発中の技術で、外耳に音を送り、その反射響音を観測することで個人を特定できる仕組みです。1秒の認証音を聞くだけで認証が完了するそうです。

そして、この複数のモーダルの組み合わせによる認証を、ユーザーができるだけストレスなく受けられるようにしていくプロジェクトが「Bio-IDiom」。
導入場所や用途などに応じて組み合わせるモーダルを決定し、システムを作っていくことで、「わたさず・もたず・またず・わすれない」というキーワードで、安心/安全な認証が実現されるとのことです。

NECの提唱する「Bio-IDiom」の特徴(画像はBio-IDiomサイトより転載)

具体的に複数のモーダルの組み合わせによる認証装置がどうなっていくのか、など、まだまだ未知数のところはありますが、生体認証製品では世界的70国以上700事例もの導入実績のあるNECのことですし、今後の動向を見守っていきたいと思います。

いずれは、日本発行のパスポートを持っていれば、一度も見せたり機械に読ませたりすることない、そして行列待ちもない、スムーズな出入国審査ができる日が来るかもしれません。楽しみですね。

P.S.
理想を言えば、日本の空港だけでなく「世界中どこの空港でも」だともっといいんですが・・・。
一番混雑するのは旅先の到着空港での入国審査、というのが多いですし。 (^_^;)

<参考>NEC 生体認証特設サイト「Bio-IDiom」