Webブラウジングのセキュリティ対策を重要視してきたGoogleのWebブラウザ「Chrome」。その次期バージョンとなる「Chrome 68」がいよいよ2018年7月にリリースされます。
通常Webブラウザのバージョンアップというのは比較的地味に行われているのですが、このChrome 68のリリースは、大きな話題となっています。それは、https(SSLによる暗号化された通信でのアクセス)ではない通常のhttpアクセスはすべて「保護されていません」という警告をブラウザのアドレス欄の先頭に表示する、という仕様になるからです。

まだSSL化されていない多くのサイトにとって、これはすごくまずい事態です。誰だって「保護されてない」危ないイメージをもったサイトにはアクセスしたくないと考えるでしょうから・・・。
サイトからのユーザー離れが起きてしまわないよう、サイト全体をSSL化させることが必須になるでしょう。

2017年10月20日号のパスクリ通信「鍵マークだらけになる日」にも書いた「常時SSL化」の波を、決定的に推し進めることになるのが今回のChromeのバージョンアップということです。

従来であれば、Webサイト内の個人情報やID・パスワードなどを入力・送信するフォームがあるページだけSSLで暗号化していれば警告されるようなことはなかったのですが、Chrome 68では、そういう送信フォームがないページでもSSLアクセス設定になっていない場合には警告を表示してしまうのです。
FireFoxやSafarri、Edgeなどの他のブラウザは、現時点ではまだ「全てのページを対象としてSSLでないと警告を表示する」という仕様にはなっていませんが、Chrome 68の登場が引き金となり、他の主要ブラウザも追随していくことも十分に考えられます。

常時SSL化は、本来のセキュリティ観点からのメリット以外にも、Googleのサイト評価にも関わってきたりすることも言われていますので、SEO対策の観点からも避けては通れない状況になっているのです。

サイトのSSL化は、アクセスするユーザーが行うものではなく、そのサイトを運営している側が行うものなので、ユーザーにとっては何かをしないといけない、ということはないのですが、SSLによる鍵マークが「安全なサイト」のひとつの目印、になっていた時代が終わり、「鍵マークのないのは問題外だが、鍵マークがついていたとしても必ずしも安全とはいえない」という時代になってきていることは認識しておきましょう。
一方サイトの運営者にとっては、サイトの常時SSL化が避けて通れない時代がやってきている以上、早急に対応していかないといけません。特にECサイトや会員制サイトなどは、この対応が急務となってきており、実際に多くのサイトはすでに常時SSL化対応してきています。
あなたがよく使うサイトはもう全ページ鍵マークがついていますか?

P.S. せぐなべも常時SSL化にすでにバッチリ対応済みです。p(^_^)q