テレワークレポート結果編

準備編、実践編と続いたパスロジ流テレワーク・デイズレポートも、この結果編でラストになります。

実際にテレワークを体験してみてのアンケート結果や、改善希望点などをまとめています。
皆別々の場所で勤務していたのに、改善希望が一緒だったり、真逆の意見が出たりと興味深い結果になりました!

それではパスロジ流テレワーク・デイズレポート「結果編」、スタートです!

テレワーク・デイズのアンケート結果

まずはテレワークを実施してみて、普段の生活がどう変わったか。

自宅で勤務した人は通勤に使っていた時間で、掃除や洗濯など家事を片づけたり、家族との時間を持てたりと、時間に余裕のある生活ができたようです。
サテライトオフィスやコワーキングスペースで勤務した人は、帰りがけに映画やショッピングなど商業施設に立ち寄ったみたいですね。

また、大半の社員が通勤時間や混雑によるストレスが大幅に削減できたと回答しました。
一方で、Webチャットツールだと、気軽に確認や相談事がしづらいと感じた人も。
全体トークミーティングなど、気軽にコミュニケーションが取れる雰囲気づくりをしていましたが、まだ慣れが必要なようです。

 

社内のコミュニケーションについては、大半は問題ないが、込み入った案件相談になると難しいとの意見が出ました。
気軽に音声で会話をしたり、画面共有をして情報を共有するなど、Web会議ツールの積極的な利用を心掛けたいところです。

 

業務効率については、椅子やデスク、モニター、PC性能などが使いづらく、作業環境面で下がったと感じる人が多かったようです。
オフィスのデスクや椅子は長時間労働に向いたものですが、自宅だと専用の座椅子がなく、腰が痛くなったという人も。

一方で、タイムマネジメントは向上したとの意見が強いです。
日報やブログにより業務内容の可視化を義務付けたこともあり、一人でもきちんと時間配分をして仕事をした方が大半でした。

 

実践編にて「営業のテレワーク」でも紹介しましたが、お客様からの問い合わせがくる営業や電話を取り次ぐことが多い総務チームで、電話応対について負担を感じる人が多くいました。
電話のたびに席を立ったり、電話転送アプリだと誰から掛かってきたか分からないなど、社外の人とのやり取りがしにくかったようです。
その他には、普段と仕事環境が違うため、PCなど普段より持ち運ぶ荷物が増えた、日報など普段やらないことにストレスを感じた人も。

 

使い慣れた自宅の設備を利用した自宅勤務の人は「いいえ」、サテライトオフィスやコワーキングスペースなど外部で勤務した人は大半が「はい」と回答しました。
フリーWi-Fiのセキュリティや、テレワーク中の端末の取り扱いなど、今一度社内でテレワーク規定の明確化し、告知をする必要がありそうです。

 

今回の目的のひとつであった災害・パンデミック時の対応についてです。
台風による通勤困難時や、傷病時など一時的なテレワークについては有効と感じた人が大半ですが、リモートデスクトップはオフィスにあるPCやサーバーに依存しているため、本格的な災害でオフィスが浸水、倒壊した場合はテレワークが難しいとの意見も。
今後はPC環境の仮想化やクラウド可も視野に入れるべきとの意見が出ました。

 

テレワークを利用したいとの意見が圧倒的でした。
ワークライフバランスの向上や、通勤時のストレスが無くなったことで、業務に前向きに取り組めた人が多いようです。
ちなみに、テレワーク場所の希望としては、自宅、コワーキングスペース、海外、箱根オフィス、現地ホテル、海の家や温泉などの旅行先など様々でした。

テレワークの改善点

次にテレワークを実施する場合、改善点や希望についても聞いてみました。
こちらは箇条書きで紹介します。

【社内運用への希望】
電話対応に課題を感じたので、社用携帯電話の配布や転送アプリの再検討などをしたい
■給与明細(現状は紙ベースのみの配布)や、申請業務の完全データ化が進んでほしい

【作業環境、備品への希望】
■外出先でPCを利用する場合に、Wi-Fi利用やテレワーク端末の扱いなど、どういった環境なら良いor悪いのかを明確化してほしい
■無線LANが不安定で困る場面があったので、会社からモバイルWi-Fiが貸与されていればありがたい
BYODだと性能に限界があるので、持ち出し可能PCの提供、デュアルディスプレイ、椅子やデスクなどの作業環境の整備が必要だと感じた

【テレワーク実施への希望】
PCやサーバーが熱暴走する可能性があるので、無人でもオフィスの空調管理を整備したい
全員でのテレワークは急場の対処が難しいため、希望者のみや交代制の方が安定的に運用できる(緊急時に対応に各部署最低二名は出社など)

【その他】
勤務報告を日報ではなく別の形で行いたい(フォーマットの決定、Web上など)
■今回は作業内容の都合もあり、VPN+RDPでの利用だったが、iPadからVPNを利用し作業もしてみたい
■メッセンジャーアプリやチャットを使って、気楽に話せる習慣が、自分も含めたみんなに身につけばよいなと思う

台風到来…さっそくテレワークを利用!

実はこのレポートを作成している間に、ちょうど台風13号が到来しました!
2018年8月8日(水)、東京は朝から雨が降っていましたが、午後からは風が強くなり横殴りの雨に…!

(出典:tenki.jp「強い台風13号接近 通勤・帰宅への影響は」

天気予報やニュースでも早めの帰宅を呼び掛けていることから、急きょ希望者はテレワークOKのメールが来ました。
帰宅難民は避けたいとの思いから、15時半過ぎには帰宅し、家からテレワークで勤務しました!(このレポートもテレワーク端末からリモートデスクトップで書いています)
このように、日常的に、そして柔軟にテレワークが利用できるとありがたいですね!

テレワーク・デイズを終えて

今回のテレワーク・デイズを終えて、いくつか感じたことを整理してみました。

■テレワークは定期的に実施し、ブラッシュアップが必要

テレワークと一口に言っても、業種や職種によってその実現方法は様々です。
今回の電話対応のように、しっかりと準備や対策を講じたつもりでも、実際に運用してみると思わぬところに落とし穴があったり、支障が出たりします。
ただテレワーク規定を作ったり、他社の真似をして取り入れるのではなく、何度も自社で実践することにより、その会社に一番適した形のテレワーク制度を作り上げるのが良いと感じました。

■テレワークは社外の仕事相手や、地域活性化にもいい影響を与える

今回、外部のライターさんとの打ち合わせでコワーキングスペースを使用しましたが、ライターさんの移動時間の削減や働きやすさにつながったことに驚きました。
また、自宅勤務などで、平日にビジネス街以外の飲食店で食事をすることは、経済を回すことにもつながりそうです。
テレワークは自分の働き方を変える手段として見ていましたが、様々な波及効果がありそうだと感じました。

 

■幅広い意味での働きやすさに繋がるテレワーク

テレワークが本格的に導入されれば、育児、介護、傷病時など、能力があり仕事が出来るのに理由があって自宅が離れられない人もぐんと働きやすくなります。
また、最近は地球温暖化による異常気象が続いていますが、猛暑日に外出を控えることによって熱中症の発生率の低下や、台風や大雨による帰宅難民の発生も抑えることができると改めて感じました。
(遅延で電車をホームで待つくらいなら、自宅で仕事をした方がよっぽど有益です)

そして、今までテレワークは特別な事情がある時にだけ実施するものと思っていましたが、今回皆を見ていて強く感じたのが、たまにでもテレワークを利用することで、ワークライフバランスや業務への意欲が格段に向上するということでした。

・空き時間に家事をこまめに片づけることで、週末家事で潰れていた時間が有効に使えた
・昼ご飯に自分の好物のステーキを焼いて午後からの業務にやる気が出た
・冷え性のためオフィスではいつも寒いが、自宅で冷房を快適な温度に保つことで集中力が上がった などなど…

一つひとつは些細なことでも、社員のやる気につながり、結果として生産性の向上に結び付くのではと感じました。

もちろん仕事内容や勤務体制によってどのような働き方がより良いのかは、企業によって千差万別です。
ただ、従来の「ずっとオフィスで仕事をする」ことが本当に有益なのか、今一度振り返ることも良いかと思います。
テレワーク・デイズは、こうした働き方への視野が広がるきっかけになりました。

 

それでは長くなりましたが、
これにて「パスロジ流テレワーク・デイズレポート」は終了です!

今後もパスロジは、社員の生産性向上を視野に入れ、柔軟な働き方を模索していきたいと思います。
お付き合いいただいた皆様、ありがとうございました!

 

おまけ(宣伝):テレワーク時の認証セキュリティを強化しよう

サテライトオフィスやコワーキングスペースなどでテレワークをする際、テレワーク端末のセキュリティ管理に注意と実践編にてお伝えしましたが、認証セキュリティ対策も必要です。

例えば、テレワーク端末にパスワードのメモを貼っていたり、ショルダーハッキングでパスワードを打ち込むところを見られていた場合、少し席を外した際にPCから情報を抜き取られる…なんて可能性もゼロではありません。

パスロジでは、手軽にWindows PCのサインインを「パターン(パスワード)&スマホ所有」二要素認証&二経路認証にするソフト「ぱすまど」を提供しています。
アプリをインストールすれば無料で利用できますので、ぜひ使ってみてください!

 

その他、パスロジでは、企業・団体向けに、認証セキュリティを強化するソフトウェア「PassLogic」を提供しています。
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※記事中に記載されている、会社名、製品名、ロゴ等は、各社の登録商標または商標です。