今回はセキュリティとはちょっと違いますが、皆さんがよく利用されるAmazonに関する、ちょっと怖い話をご紹介します。

「最近、中国で『個人や中小企業に向けた、日本のAmazon進出のためのセミナー』というのが開催されていて、その内容が酷い」というネタがTwitterから流れてきました。

このセミナー、まじめにAmazonでの出店方法を教えるセミナーではなく、Amazonでいかにして簡単に星評価の高いPrimeマークを付けたショップを作って、日本でまじめにやっているショップを出し抜くか、という方法を教えるセミナーだというのだから、恐ろしい。(;゚д゚)

セミナーで教えている、その手口とは・・・

1) Amazonに店を出し、100円くらいの安い商品を大量に出品する。

2) 評価用の「サクラ」として、大量のユーザーアカウント(50以上)を作り、それぞれ100円の商品を購入し、ショップに星5つの評価をつける。

3) それぞれのサクラアカウントで購入した商品の代金100円を、Amazonに支払う。

4) 出品ショップは、実際には品物の発送を行わずに、出荷連絡をする。

5) サクラアカウントは、その商品やショップに星5つの評価をつける。

6) 50のサクラアカウントが星5つをつけることで、Amazonからの出荷ではなくとも、Primeマーク付きでの出品ができるようになる。

7) 一般ユーザーは、Primeマークと、商品やショップについた高い星評価を信じて注文する。

8) 競合商品がある場合には、サクラアカウントを使って商品を購入し、低評価や悪いコメントをつけて、競合の評判を落とす。

というもの。
Amazonの現時点での評価の仕組みを逆手にとって、こういう卑怯な手口を教えるセミナーが盛んに行われている状況とのことです。
これでは、Primeマークや高評価を盲信できない、ということです。

中には真っ当な品物がちゃんと届く場合もあるようですが、ちゃんと検品しないために不良品が届いたり、明らかに粗悪品だったり、写真と全然違うものが届いたり、色々なトラブルがあるようです。

この手のサクラアカウントによる評価の吊り上げ手法は、過去にはオークションサイトで、昨今ではフリマサイトでも結構行われていたりするので、ご存知の方も多いかと思いますが、Amazonにもこの手法を使った業者がいる(しかもPrimeマークが付いていることもある)、ということを、肝に命じておきましょう。

Amazonに限らず、ユーザーがレビューして、星評価が決まるようなサイトは、ある程度はサクラがいるものと思い、星評価と値段の安さだけで判断せずに、「ちゃんと利用者が書いたレビューがどのくらいあるか」「リアルの知り合いの評価を聞く」「一度、電話などで連絡してみる」など、自分なりの判断基準を持つようにしましょう。

くれぐれもご注意のほどを。