今回はちょっと問題提起を。
記事タイトルを普通なら「そのメールをクリックするか?」とするところですが、あえて「クリックさせるか?」としたのには理由があります。

先日、私が使用しているソフトウェアのメーカーから製品アンケート依頼のメールが「ユーザー各位」宛で届きました。
もちろん自分が使っているソフトウェアのメーカーですので、アンケートに協力には問題はないのですが、そのメールに記載されていたアンケートページへのリンクをクリックしてアンケートに進むようになっていたので、少し考えました。

パスクリ通信もそうですが、メールマガジンなどで記事へのリンクなど、当たり前のようにURLを記載して、そのリンクをクリックして誘導するようになっています。
実際にはテキストメールにURLを記載すると、メールを受け取ったユーザー側のメールソフトが、そのURLをハイパーテキスト化してリンク先に指定し、Webブラウザが起動して、そのリンク先のページを開くようにしています。

しかし、昨今のようにフィッシングメールが毎日のように大量にばらまかれている状況では、たとえ信頼できるメール元からのメールマガジンや連絡メールであっても、「本当にそれがそのメール元の名を騙ったフィッシングメールではない」と確信できない限りは、疑ってかからなければなりません。

フィッシング詐欺に遭わないためには「メール文中のリンクをクリックしない。ブックマーク登録してあるWebサイトからアクセスする」というのはひとつの鉄則です。もちろんメールが本当に信頼できるのであればその限りではありませんが、その本当に信頼できるメールを装った偽装メールを送ってくるのがフィッシング詐欺の常套手段です。

ですので、メールを受け取った人が気をつけるのはもちろんですが、メールを送る側も、メール内に記載したリンクを使わなくても、オフィシャルサイトからでも、リンクさせたい先に誘導するように配慮することが、今後のコミュニケーションにおいて大事なことだと思います。

どうしてもメール文中にリンクを貼る場合は、必ずその企業やサービスのドメインネームを使ったURLにして、短縮URLを使わないようにしたほうが良いでしょう。

冒頭で書いた「アンケート依頼」をしてきたソフトウェアメーカーは世界的に有名なメーカーです。今後、このソフトウェアメーカーを騙ったフィッシングメールが大量にばら撒かれた場合、ユーザーの方はフィッシングメールに引っかかってしまうかもしれません。
メールではアンケートの告知だけを行い、ユーザーのマイページなりオフィシャルサイトなどに、アンケートへのリンクを配置するなど、メール内のリンク以外の到達方法を設定しておくのが今後の対処方法です。

現在のフィッシングメールがあふれる状況に対して、メールを送る側、受け取る側の双方で考え、対処していくことで、改善につながっていくのではないでしょうか。

P.S. この「パスクリ通信」は、「パスクリ通信」のお知らせメール内のリンクをクリックしなくても、「せぐなべ」で検索していただいて、アクセスしてご覧いただくことができます。できましたら、ブックマーク登録をお願いいたします。