行ってきました。『イグノーベル賞の世界展』。加藤です。

イグノーベル賞ってなに?

 名前から分かる通りに、ノーベル賞のパロディです。1991年から始まったお遊びではありますが、ただのお遊びではありません。本気のお遊びです。SF雑誌が始めたものながら、マサチューセッ

ツ工科大学なんかの教授が審査を行い、ハーバード大学で授賞式が行われる。大人の本気のお遊びなのです。

審査基準は「笑えるものか」「考えさせるものか」ということで、馬鹿々々しいけど面白い。面白いけど、実はとても重要な研究だったりするわけです。例えば、「日本のある銅像にだけ鳩のふんがついていない」「ふんまみれになる像とならない像になんの違いがあるのか」とか。

「生き物は美味しいものほど逃げ足が速い。まずいものほどのんびりしている」それは果たして本当なのか、ということで。「たくさんの種類のおたまじゃくしを大勢で食べ比べてみて、美味しさと逃げ足のランキングをつけよう」とか。発想もすごいし、それを本気でやってみるのもすごい。

日本は何故かイグノーベル賞大国でありまして、十二年連続で賞を取っています。「たまごっちを販売したことによって世界中の貴重な労働時間を奪い取ったこと」に対する皮肉っぽい賞なんかもあるので。実に名誉なことですね。

なにが見られるの?

会場は水道橋のドームシティに併設されているスペースです。駅から歩いて五分くらい。研究内容が解説されたパネル展示がメインです。その合間に授賞式の様子を録画した映像や体験コーナーが設置されています。貴重な映像はおふざけ満載で、見ていると大人のお遊びという文化がある国がうらやましくなります。

体験コーナーですと、「去勢された犬用の偽物の睾丸」なんかが置いてあって、偽物の睾丸。つまり、金玉を触ることができます。他には「水面を歩くにはどれくらいの重力ならいいの」という研究で、背中にウィンチをつけて水面歩行の体験なんかもできます。

正直、文字パネルが多いので、子ども連れだとちょっと退屈させてしまうかもしれません。普段あんまり本を読まない人にも苦痛なのかもな、と。ただ、文字を追うのが苦にならず、好奇心旺盛な人にとっては、とっても楽しい企画展示です。

三連休は終わってしまいましたが、まだしばらく続くようですので、興味のある方はぜひとも足を運んでみてはいかがでしょうか。