こんにちは、ダブルワーカーのよいこです。今回は前回に引き続き、先日行ってきた沖縄ネタの第二弾をお送りします。



「エンダー」とか「ジェフ」と聞いてピンと来るのは沖縄出身の方か、かなり沖縄に詳しい方でしょう。
どちらも沖縄にしかないローカル・ハンバーガーチェーンの名称です。
ちなみに「エンダー」と言うのは通称で、正式名称は「A&W」と言います。

私はまだ若かりし頃、セールスプロモーションエージェンシーでいくつものフードサービスチェーンの仕事をしていた関係で、ファーストフードの本場アメリカに何度か研修に行っていたりと、普通の人よりもフードサービス、特にファーストフードについて、かかわりが強く、また好きでもあるので、今回は私の大好きな「沖縄ならでは」のハンバーガーチェーンを2つご紹介します。

A&W
A&Wは元々はアメリカ発祥のハンバーガーチェーン。アメリカ本国では、一応全土にあるけど店舗数は多くないので、日本人が観光で行って見つけることはまずないかと思います。(サンフランシスコ空港からわりと近くに1店ありますが、地元の人しかいかないようなところですし)
日本では沖縄にライセンスを取得したA&W沖縄という会社があり、ここが沖縄県内に27店舗を展開しているので、沖縄県民は誰もが知っている有名店です。
独立店舗以外にもチョッピングモールのフードコートなどにも出店していますし、何よりも那覇空港にもあるので、沖縄旅行の時に食べたことがある方も多いかと思います。



メニューはアメリカンスタイルのしっかりした美味しいハンバーガーをto orderで提供してくれるお店で、ハンバーガー類以外にサイドメニューも豊富で、特にポテトは通常ならフレンチフライだけ、というのが多いハンバーガーチェーンの中で、スーパーフライ、カーリーフライ、クリンクルフライ、と3種類あり、それぞれにチリやチーズをトッピングしたものもあります。
なお、スーパーフライというのがベーシックなフレンチフライになりますが、通常のフレンチフライはアメリカのアイダホ産などのラセットバーバンク種と言われるポテトを切ったものを揚げるのが多いのですが、ここのスーパーフライは欧州産のポテトを一度粉末にしたものを成形してフライにしているので、形状は普通のフレンチフライのように見えますが、ちょっと違います。逆に、くるくるの形状のカーリーフライは、ラセットバーバンク種の押し出しカットしたものをそのまま挙げているので、見た目は違いますが、こちらのほうが一般的なフレンチフライに近いかもしれません。
さらに自家製ポテトチップスもあるなどポテトメニューだけでもかなりの種類があります。(ただし、ポテトがウリ、というわけではありません。)

A&Wのポテトメニュー

このA&Wで一番有名なのは、何と言ってもルートビアです。
ルートビアを飲んだことがない方も多いと思いますが、元々はコーラと兄弟的な炭酸飲料で、原材料が少し違っていたりして、普通のコーラよりはドクターペッパーのほうがやや似ていると言えますが、「飲むサロンパス」という悪名があるように、やや薬臭い感じがして、ダメな人は絶対に受けいれられない飲料。私の知り合いにもダメな人のほうが多いのですが、私は全然OK。

おかわり自由のルートビア。キンキンの大ジョッキ入り



このA&Wは、元々ルートビアのスタンドから発祥しているだけあって、ルートビアメーカーでもあったのですが、現在はルートビア製造とブランド名を別企業(ドクターペッパーグループ)に売り渡しているので、ブランド名は同じですが別経営。
ただし未だにハンバーガーチェーンのA&Wではルートビアがいわばシグネチャードリンクとして君臨していて、他のドリンクとは違い、ルートビアだけは、A&Wの店舗では「おかわり自由」で提供されます。
テイクアウトの場合は、通常と同じ紙カップでの提供ですが、イートインの場合には、キンキンに冷えたビアジョッキにたっぷり入れてくれるのがA&W独自のスタイルで、おかわりする時はカウンターに空のジョッキを持っていくと、新しいキンキンのジョッキに交換してルートビアをたっぷり注いでくれるという、ルートビアフリークにはたまらないサービス。私も必ずおかわりしてしまいます。

ルーティというクマのマスコットキャラクターが人気で、ノベルティグッズ類も色々売られています。A&Wグッズはデザインやカラーリング、そしてキャラクターも私の嗜好にバッチリ合っているので、ウエアやグッズなど、沖縄に行くたびに買っているような気がします。(^_^;)

A&Wグッズの例。ブラウン/オレンジ/ホワイトがイメージカラー


今回も色々とグッズ買ってしまいました・・(^_^;)



Jef

昔は5店舗くらいあったのが、現在は3店舗に減ってしまっているのですが、沖縄にしかないユニークなハンバーガーチェーンです。
残念ながら、割と観光客が行きやすい場所にお店がないので、何度も沖縄に行っている方でも知らない方も多いかもしれません。ちなみに那覇空港でレンタカーを借りる時に、空港の少し南にレンタカー店が集まっているエリアがあり、その近くに1店あるのと、那覇で有名な「国際通り」から少し入っていったマイナーな場所にも店があります。

JefはA&W沖縄がスタートした1963年からしばらく経ったあと、A&Wのフランチャイズ店舗を運営していた方が、独立してオリジナルブランドのハンバーガーショップに改名したのが最初。
その後、試行錯誤の中から、独自のユニークなバーガーを開発して現在に至っています。

このJefで有名なのが「ぬーやるバーガー」と「ゴーヤーバーガー」。沖縄ではポピュラーな食材で、最近では内地でも夏場を中心に出回っているゴーヤーを使ったユニークなバーガーです。
スライスしたゴーヤーを鉄板で炒めて卵でとじてオムレツ状態にしたものを挟んだのがゴーヤーバーガーで、それにさらに炒めたランチョンミートのスライスとチーズをプラスしたのがぬーやるバーガー。

ゴーヤーバーガー(左)とぬーやるバーガー(右)



私はゴーヤーも好きですし、ランチョンミートも好きなので、このぬーやるバーガーのファンで、沖縄に行くと必ず毎回Jefに行き、ぬーやるバーガーを味わっています。まさに沖縄B級グルメ満喫、の味です。
ちなみに、このJefでも「おかわり自由」ではありませんが、しっかりドリンクメニューにルートビアもあります。

残念なのは、A&Wに比べて、Jefはマーケティングがあまり上手くない(と言うか下手くそ)なので、全然垢抜けてないとうか、もっとマーケティングをうまくやれば伸びそうなのに、田舎くさいままやっているところです。(まあその雰囲気がいい、っていう地元の方もいそうですが・・・)
そのおかげ(?)で店舗展開も伸びていかない、というのも多分にあるのではないかと思います。せっかくいい商品を持っているのに・・・。
とりあえず、このままなくならずに存続していってほしいところですね。

このへんがバタくさい感じが、Jefのセンス (^_^;)


という感じで、2つの沖縄のローカルハンバーガーチェーンをご紹介してきましたが、最後に、これらの2つのチェーンに共通する沖縄独自のスタイルをご紹介します。それが「ドライブイン」スタイルです。

ドライブイン・スタイル

現在のファーストフードチェーンはロードサイドの独立店舗の場合、ドライブスルーが一般的ですが、このA&WとJefには、ドライブスルーが発達する以前にアメリカで流行っていた「ドライブイン」と言われるスタイルを持っているロードサイド型の独立店舗があります。

ドライブイン専用の駐車スペースに車を停めてオーダー受付機で注文する方式


ドライブインと言っても、一般的に日本語で言われる「ドライブイン」とは意味が違います。
この写真のように、セットバックした店舗の前面の駐車場中央部に通路を作り、その両側にドライブイン利用者専用の駐車スペースを配置してあり、ここに車を停めて、運転席の窓を開けてメニュー表示を見ながら、マイクで注文をすると、できあがった商品をスタッフが持ってきてくれるシステム。その場にいたまま、車の中で食べることもできますし、運んでもらった商品を持って車でどこかに移動して食べることももちろんOK。
なお、店内でイートインする場合にはドライブイン用の駐車スペースではなく、その周りにあるイートイン用の駐車スペースに止めて、店内に入ります。

ドライブインのオーダー受付機(左がA&W、右がJef)



このドライブインスタイルは大昔、1950年代から60年代にかけてアメリカで流行したスタイルで、その当時は、出来上がった注文をウエイトレスがローラースケートを履いて届けてくれたりしたようです。
日本では沖縄のこの2チェーンでしか見たことがありません。戦後、米軍基地ができ、それに伴い多くの物資や文化が内地を経由しないでアメリカから入ってきて定着していった沖縄ならではの名残り、というとこでしょう。
今の時代なら敷地スペースも少なくていいドライブスルーを作るでしょうから、このシステムもいずれなくなっていく定めかもしれません。
アメリカンな雰囲気で好きなんですが。



ということで先日の沖縄旅行でも足を運んできた、沖縄にしかないハンバーガーチェーンをご紹介しました。
どちらも内地にはない魅力あるハンバーガーチェーンなので、沖縄旅行することがあれば、ぜひ行かれてみてはいかがでしょうか。