こんにちは、ダブルワーカーのよいこです。
個人的に忙しさのピークを迎える11月が目前です。来月もまともに書いてる時間がなさそうなので、今のうちに連投しちゃいます。

前回、「どっちかに決めれないもの」ということで2種類あることの面白さというか不思議な感じについて書きましたが、そういえば、意味は違いますが2種類あることで、もっと面倒なものがありました。

それが「アメリカの度量衡」つまり長さや重さなどの単位です。
日本をはじめ世界のほとんど国では現在は「メートル法」が使われていますが、アメリカだけは今だに「ヤード・ポンド法」に固執して、公式でメートル法を採用しようとすらしてません。私は本業のほうでよく渡米するのですが、さすがにある程度は慣れてきたものの、メートル法ではないこの違和感は、いまだに消えません。

まずアメリカに行くと最初に長さの洗礼を受けます。
空港を出て車で走り出すと最初に目がつく道路標示の距離は基本全てマイル表示です。1マイル(ml)=1.61km(面倒なので1.6kmで換算しちゃいますが)です。道路標識での距離は日本だとkmとmを併用しますが、アメリカの場合はマイルだけで、下の単位になるヤード(1ヤード=91.5cm)は使いません。カーナビなどだと、0.1マイル(160m)まではマイルを使い、それ以下だとヤードを飛び越してフィート(1フィート=30.5cm=約1/3m)での案内になり、たとえば100m先を曲がるように案内するときは、「300フィート先」という案内になります。

車のスピードメーターもマイル/hですので、スピードメーターが「60」のところにあると、実際は時速60マイル=96kmなのですが、日本の感覚でメーター読みすると時速60(キロに見える)と、過少表示してくれる(?)ので、アメリカで運転するほうがややスピード速めになってしまったりします。(最近ではアメリカで販売している車のスピードメーターもメインの表示がマイルで、小さくkm表示も併記されるようになってきてますが。)

距離表示がこのように2種類あるので、自動車や自転車用のグローバルブランドのGPS製品などは、液晶での距離表示をマイル表示かキロメートル表示かを自分で設定できるようになっています。

ともかく、道路距離の場合「マイル(ml)=km X 1.6」「フィート(ft)=m X 3」と大雑把に覚えていればいいので、まだなんとかなります。

ところがもっと厄介なのが、短い長さの単位です。

日本だとm、cm、mmの3種類を使い分けしますが、アメリカの場合は、フィート(ft)とインチ(in)の2単位が使われます。
1フィート=約30.5cm1インチ=2.54cm、となるのですが、面倒なのは、長さを表すに、小数点をつけたフィートはあまり使われない、ということです。日本だと1m=100cm=1000mmというように10進数で桁が変わって行くので、たとえば私の身長の1.82mは、イコール182cmであり、1m82cmだと、誰でも瞬時に変換できます。ところがフィートとインチの関係は1フィート=12インチ、と12進数になるので、そう簡単にはいかないのです。
私の身長(182cm)をアメリカ単位で表示すると5フィート11インチ(表記では5’11″と書きます)となるのですが、これは5.11フィートではないのです。(フィートだと5.97フィートになるのですが、こういう表記はあまりしないで、フィート+インチ表示が使われます。)こうなると、単位変換アプリを使わないと、メートル法への変換はかなり面倒なのです。

しかしアメリカ製の品物をオンラインで購入しようとすると、必ずフィート+インチ表示のサイズだし(最近ワールドワイドブランドや世界をターゲットにしたオンラインショップなどではメートル法表記を併用してくれてるメーカーやショッピングサイトも少しずつ出てきてはいますが)、フィート+インチ表示でのサイズ感覚が体に染み付いているアメリカ人以外は本当に不便極まりないところです。

ちなみに長さについてはヤード、という単位もあります。このヤード、1ヤード=3フィート=91.5cmとなるのですが、一般的にはあまりお目にかかることが少ないですね。ゴルフかアメリカンフットボール以外では。

この変なアメリカの度量衡の世界は、長さだけではありません。重さの単位も結構直面するケースがあります。
日本ではkgとgが一般的に使われますが、アメリカの場合はポンド(lb)とオンス(oz)の2つの単位が使われます。発音としてはポンド、ではなくパウンド、という感じです。単位表記もpoundsなのに、ラテン語の「はかり」を意味する「Libra(リブラ)」を語源とした”lb”となるので、知らないとまごつきます。
面倒なのは1ポンド=453kgで、1オンス=28g、そして1ポンド=16オンスなので、今度は16進数・・・ヽ(; ゚д゚)ノ

スーパーマーケットで肉とか量り売りの惣菜を買ったりするときにはポンド表示がメインになります。
1.32lb(ポンド)のステーキ肉は、グラムだと約600g、ポンドとオンスの併用だと1lb5ozとなりますが、ラベルへの印字の都合か、肉など生鮮食品の場合は、複数単位を併用しないで小数点をつけたポンド表示のほうがポピュラーです。
450g以下の場合はオンスのみ、缶詰や箱物などのパッケージ食品などは、ポンドとオンスの併用が多いのですが、同時にグラム表示も併記されていることが多くなってきたので、助かります。

外食のハンバーガーショップなどでミートパティのサイズをチョイスできる場合は、1ポンド、ハーフ(1/2)ポンド、とかいうサイズ指定が多いので、これも1ポンド=約450gというのを知らないで、「1(lb)」という小さい数字のイメージで頼んでしまうと、巨大なパティのバーガーの登場に面食らいます。

さらに量の単位も違います。
大昔、学生時代にサーティーワンアイスクリームでバイトしていたことがあるんですが、その時は、テイクアウト用のアイスを詰めるボックスに「パイント」と「クオート」という2種類があって、そんな単位は聞いたこともなかったので、「何だこりゃ?」でした。
1パイント=473ml1クオート=946mlで、クオートはパイントの2倍の量、というこれまた変な単位が存在しているのです。

液量でしょっちゅうお世話になるのが、ガソリンの量の単位で使われる「ガロン」です。ガスステーションの看板に出ているガソリン料金の表記は、日本なら1リットルあたりの料金ですが、アメリカの場合は1ガロン=3.78リットルあたりの料金になります。

そして度量衡ではないですが、テレビを見ているとよく出てくるのが天気予報の温度表示です。日本は摂氏(度C)表示ですが、アメリカは華氏(度F)の表示になり、0度C=32度F、逆に0度F=マイナス17.8度Fとなりますが、華氏の感覚のない日本人にとってはテレビ画面に表示されている各地の気温を見ても、暑いのか寒いのかパッと見ても全然わからない・・ということになり、これもすごい違和感があります。

世界のほとんどの国が採用しているメートル法の世界では10進数により単位が変わっていくので、すごく合理的なのですが、アメリカだけは、国民の体に染み込んだ単位感覚がある以上、メートル法には変更できない、と今だに意固地(?)になっているのです。
世界一という自負(なのか自惚れなのか)が、自分を曲げて他者に追随することを許さないのでしょうね、きっと。( ̄Д ̄;)

困ったもんですが、アメリカに行く以上はやむを得ないから慣れる+単位変換アプリ活用、しかありません。
┐(´Д`┌

P.S. ちなみにスマホ用の単位変換アプリは結構色々なものが沢山リリースされていますが、フィート+インチ、とかポンド+オンスなどの2単位併用表示や入力に対応しているのは、実はすごく少なかったりするので、アメリカで使いたい場合は対応しているアプリを選ぶようにしましょう。
私はこの2単位併用入力できる「Cal Convert」という無料アプリを使っています。