ダブルワーカーのよいこです。
さて今回は「まっしろになったこと」三部作の完結編、第1位の発表です。

第1位「じこまん」事件(2014年)
これも第3位のエピソードと同じく、サンフランシスコから300km東の土地で開催されたライドイベントに日本からの参加者総勢19人(私ともう一人のスタッフも含む)で参加した時のこと。
私とあと2名で1日先にサンフランシスコ入りして空港で16名のメンバーの到着を待ち、ミニバン3台とトラック(第3位のエピソードの時よりも大型のトラック)の合計4台で目的地のレイクタホに向かって出発!
フリーウェイで混んでるサンフランシスコ付近を抜け、空港を出てから70マイルくらい走ったところにあるEXITを出て、そばのショッピングセンターの一角にある独立店舗のファーストフード店に。


カリフォルニアのリージョナルチェーンで人気のIN-N-OUT Burgerに4台の車を停めて、遅めのランチ。
みんなでゾロゾロと店内に入り、各自オーダーしてランチを食べ始める。
しばらくするとメンバーのひとりが血相を変えてやってきた。
「やばいよ、ちょっと来て・・・」
と明らかに尋常じゃない感じ・・
私は彼について店を出て車のほうに、
「どうした?」
「車に戻ったらやられてた・・・」

やられてたって一体・・・

と、停めてあったミニバンの1台のところに行くと・・・・・・

えっ?

車の左側後席のウインドウが粉々に砕け散っていて窓がぼっかりと空いている!!

ド━(゚Д゚)━ン!!
うっそ〜〜〜〜おおお!!!!
車上荒らしじゃないかあああぁぁ

一瞬頭の中がまっしろに
・・・・・・・・・・・・・・・・

( ゚д゚ )( ゚д゚ )( ゚д゚ )( ゚д゚ )

この時の衝撃といったらものすごいものでした。
まっしろというか、呆然としてしまい・・・

いろいろなことが頭を巡りました。

とにかく警察を呼ばないと!
他のメンバー達も次々に出てきて
「何があった!!!』
「わああーマジぃ???」
「なんだ、これぇ!!」
と皆驚愕モード。
私はとりあえず店に戻って、店のスタッフにすぐに警察を呼んでもらうように頼んで再び店の外に。
ウインドウを壊された車に乗っていたメンバーに破れたドアじゃないほうを開けて何か取られていないかを確認するように指示。
また他の車も調べさせたが、幸い他の車は被害はないことがわかってとりあえずそっちは一安心。
あとは問題の車の被害だが、でかいスーツケースやバイクはみんなトラックに積んであるので、車にあるとしたら手荷物程度。
手荷物を店内に持ち込んでいれば被害はないはずなのだが・・・

すると、ちょうどウインドウを破られた運転席のすぐ後ろの席に座っていたメンバーとその前の運転席に座っていたうちのスタッフの荷物が盗まれていることが判明。
なんと破られたウインドウのところに座っていた奴は赤色のバッグを持っていて、それをこともあろうにシートのヘッドレストのところにストラップをかけて椅子の上に置いておいたらしい。ちゃんと荷物は見えないところに、って注意しておいたのに・・・。(>_<)
どおしてそんな無防備なことをしちゃうわけ・・・・。 曰くそのバッグには旅行用の現金10万円くらいが入っていたとのこと・・・
(TдT)

牛じゃないけど、赤いバッグを目立つところにおいておけば、そりゃあ盗みたくなっちゃうでしょう・・・・・
_| ̄|○

運転していたうちのスタッフはもう何度もアメリカツアーに一緒に来ていて、車内の見えるところには荷物を置かない、ということは熟知しているので、座席の下に自分のバッグを隠しておいたのだが、気の毒なことに、後ろの窓をブチ破って赤いバッグを取ろうとした車上荒らしに、赤いバッグを取るついでに座席下に隠したバッグ気づかれてしまい、一緒にバッグを盗まれてしまったことが発覚。

しかもそのバッグには、大事なデータの入ったMacBookAirと、なんと日本の免許や国際免許、パスポートまで入っていたとのこと・・・

Σ(゚口゚;)//
Σ(゚口゚;)//
Σ(゚口゚;)//
Σ(゚口゚;)//

えええええ!!!!!
パスポートまで逝かれたんかあああ!!

パスポートまで逝かれたんかあああ!!
パスポートまで逝かれたんかあああ!!
パスポートまで逝かれたんかあああ!!
パスポートまで逝かれたんかあああ!!

一瞬ツアーしょっぱなにしてツアーが継続できないのではないか、とさえまで思ってしまい、しばし呆然・・(;゚д゚)ェ…。
すぐに警察がやってきて事情聴取が始まったのだが、私はとにかく善後策を考えないといけない、ということで事情聴取を別の英語ができるメンバーに任せて、とにかくこれからどうするのか、頭をフル回転。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
サンフランシスコまでは100km。
目的地のレイクタホまでは200km。

車はミニバン3台とトラック1台。うちのスタッフが免許を取られて運転できなくなったので、ドライバーが一人減っている。
4台の車を使うので、8人は国際免許を持ってこさせていたのだが、日本の免許を忘れた奴がいて、運転できるのはあと6人。
なんとかツアーを続ける方法は・・・

壊された車と盗まれたパスポートの件だけはすぐにでも手を打たないといけない。
この時間ならサンフランシスコまで飛ばせば領事館の空いている時間に着いてパスポートの手配ができる。
それからレンタカーの手続きも、この車のアディショナルドライバーとして私を登録しておいたので、私が壊れた車を運転して戻れば交換手続きもできる。荷物を盗まれた2人と私だけここからサンフランシスコに戻り、あとの16名はサウスレイクタホに向かわせる。
ミニバン2台に定員の7名づつ乗り、トラックに2人乗ればちょうどぴったりの人数で3台で現地に向かえる。
私が運転してきたトラックも、もうひとり運転できるドライバーを登録しておいたので、でかいトラックだがなんとか大丈夫だろう。

現地で手配しているバケーションレンタルは全員が泊まれる大グループ用のロッジで、2年前も使ったところ。
2年前のツアーに参加した奴がメンバーの中に3人いて、その中にかなり使える奴もいるので、その彼にロッジのチェックインに関する段取りと、チェックイン後にやることなどの指示を伝えて彼に任せることに決めました。

なんとかツアーを続行させる方法が見えてきた!!
諦めるもんか!!

警察の事情聴取もほどなく終わったので、店のスタッフに現場のガラスの掃除だけ頼んで、みんなにこのあとの段取りを伝え、ここで2つに分かれて行動することに。

私は窓が破れて風が吹き込む車を運転し、一路サンフランシスコに向かい出発!

それにしてももう何年も毎年ハワイやアメリカのツアーをしていてるけど、ケガなどで病院に行くことは結構あっても、こういうリアルな犯罪に会ったことはもちろん初めて。
あまりにも生々しい事態が自分たちの身の上に降りかかるとは正直予想もしてなかったので、かなりのショックでした。

風がビュービュー吹き込む車を飛ばしてとりあえずサンフランシスコダウンタウンにある日本領事館に車をつけ、うちのスタッフの仮パスポートの申請手続きを。
写真を向かいのドラッグストアで撮ったりしないといけないなど、結構手続きに手間取りながらも、レンタカー会社に電話して事情を伝えて車の交換を頼むのだが、どうやら近くのダウンタウンの営業所には代替で使えるミニバンがないので、空港のレンタカーオフィスで替えるようにと言われる・・・。

どおしてこうツイてないんだ・・・()´д`()
よりによってまた振り出しの空港まで戻らないといけないなんて・・・。

スタッフが仮パスポートの発行を待っている間にも、レンタカー会社への連絡や、盗難の連絡で被害にあった二人のクレジットカード会社にも保険手続きの件で電話したりとやることだらけ。

空港まで戻るのなら、先に仮パスポートを受け取ってからじゃないと、またダウンタウンに戻って来ないといけないことになり、そうすると時間的に渋滞にどっぷりはまる恐れもあるので、スタッフの領事館での仮パスポート発行手続きを終わるのを待ってから、空港に。

空港のレンタカーリターンで事情を伝えて代わりの車を出してもらい、再び空港をあとにしてちょっと遠回りだが渋滞を回避すべく、空港の南からサンフランシスコ湾を渡るサン・マテオブリッジを抜けて湾の東側にでて、サンフランシスコ中心部を通らずに目的地のレイクタホを目指して爆走!!
当初の予定よりも5時間くらい遅れてしまったが、なんとかツアーのリカバリーに向けて再びサンフランシスコを後にしました。

ひとつだけ誤算だったのは、私は長丁場の運転をしてると眠くなるので、必ず途中で交代するドライバーを同乗させるようにしているのですが、この車には代わりのドライバーがいない、ということ。(もうひとりのスタッフも運転はできるけど、盗まれた免許はこっちの領事館では発行できないので・・)
途中、相当眠くてヤバイ状況になってフリーウェイを降りてショッピングモールのフードコートで休憩したりして、なんとか眠い目をこすりながら、完全に真っ暗になった夜10時半過ぎにみんなの待っているロッジに到着!
みんなの拍手と歓迎を受けながら、ちゃんと買い出しして用意してくれた夕食にありつくことができました。(´∀`*)

破られて粉々になった悲惨なウインドウを見たときは、本当に一瞬まっしろになって「これでツアーは終わりかも・・」と思ったのですが、諦めずになんとかリカバリーできて本当によかった。ホントに

これで一件落着!となればよかったんですが・・・

もうこれ以上何事もなくツアーが無事に終わってほしい、という切なる願いにもかかわらず、残念なことに、このツアー、イベント本番では盗難のダメージからなんとか気を取り直してライドしたうちのスタッフのほぼ新品のカーボンハンドルが製品不良でボッキリ折れ転倒落車してしまう事故があったり、帰国前日、サンフランシスコでトラックのアクセルペダルが故障してノロノロでしか走れなってしまい、空港近くのトラック屋でロードサービスの到着と修理対応待ちで5時間近くも私がカンズメになってしまう、というトラブルがあるなど、史上最高にトラブルだらけのツアーになってしまったのでした。

やはりたたりでしょう・・・ホントに・・・

(TдT)

<プロローグ>
ちなみに車上荒らしの原因となった赤いバッグを見えるところに放置してしまったメンバー、実はこの年のツアーに参加することを口説いて、連れて行った自転車乗りの漫画家。ビッグコミックスピリッツに「かもめチャンス」っていう自転車漫画を連載して人気を博した「玉井雪雄」っていう作家で、当時、自分の自転車ライフをネタに書いていた「じこまん」という漫画に目をつけて、彼を口説いてツアーに連れていったといういきさつが・・。
彼が帰国後、連載中の漫画「じこまん」にこの時のツアーや車上荒らしのこともしっかり書いたために、この事件は一躍自転車乗りの間で知れ渡ってしまったのでした。・・・ハズカシ〜(+_+;)。

これが今回のネタ、車上荒らしシーン(コミック「じこまん」第3巻より)

私もこんな感じで登場してます(コミック「じこまん」第3巻)


・・・┐(´д`)┌ ヤレヤレ・・