こんにちは、ダブルワーカーのよいこ@今週もテレワーク継続中です。
2018年のテレワークデイズでのオフィスロックアウト実験中に、家のMacが御臨終(?)になってしまったため、iPadでのテレワークを余儀なくされて、iPadでのテレワークについての記事を書きました。
>iPadでテレワーク(2018年7月掲載)

今回はその続編というか2020年版iPadでのテレワークの記事をお送りします。
これを書こうと思ったのは、iPadのOSが、従来のiPhoneと同じiOSから、iPad専用のiPad OSへと変更になり、それに伴ってマウスが使えるようになった、という変化があったからです。(外部ストレージデバイスも接続できるようになったのですが、こちらはまだテストしてません。)
そこで今回はiPadでのマウス使用のレビューも兼ねて「iPadでのテレワークの状況と可能性」について書くことにしました。

iPadでのテレワーク環境はマウスで進化したか?
「iPadでマウスが使える!」ということで飛びついてBruetoothマウスを購入してしまったのですが、よくよく考えてみると、iPadのようなタブレットは、本体を手でもって操作することが本来的な使い方なので、その点ではマウスの出番はありません。iPadでやっている作業のうち「マウスがあれば便利なのに・・・」と思ったことがそういえば一度もありませんでした。
あまりに秀逸なApple Pencilさえあれば、あとは手で操作せればいいだけです。
ではマウスは全く役に立たないか、と言うと、そうでもありませんでした。

iPadでマウスが役立つケースは一つだけ、それは「外部キーボードを使ってiPadで作業をする時」です。
iPadのソフトキーボードも慣れるとそれなりに使い安いものですが、それでもリアルキーボードには文字入力の点では遥かに及びません。
テキストエディタやワードやPages、あとはエクセルなどの表計算ソフトもキーボードがあったほうが操作性が向上します。
その時にこそ、マウスが活躍します。

キーボードを使う時は、キーボードの奥にipadをスタンドなどで立てて置くことになりますが、そうすると、iPadを手で持っている状態ではなく、ノートPCと同じような感じになります。この状態で、キーボードで操作できないことを、画面に手を伸ばしてするのは操作としては、やや不自然というか、無駄な動きがあります。そこでPC操作の時のように、キーボードの横に置いたマウスに無意識のうちに手を伸ばしたくなるので、マウスがあれば、違和感もストレスもなく、iPadがノートPCっぽく活躍してくれるようになるのです。
つまりテレワークで原稿書きや、オフィス系ソフトをメインに使った作業が多い人は、外付けキーボード+マウスのセットで、iPadでのテレワークが快適になるのです。

そしてその逆に、キーボードを使わないでいい(というか使う意味がない)アプリでの作業であれば、キーボードのマウスのセットは不要。
私のテレワークでの作業は、半分以上が「原稿書き」になるので、その点では役に立ってくれる、ということです。



iPadでできること
前回のレポートで書いたのをおさらいしながらアップデートしていきます。私のテレワークに関してはこんな感じです。

原稿書き(文字入力作業)

PC(Mac)での使用アプリ Pages、テキストエディタ(JeditΩ)、ワード
iPadでの使用アプリ Pages、テキストエディタ
使用機器 (できればキーボード+マウス)
コメント 問題なくiPadで作業可能です。本体だけでも可能ですが、やはりキーボード+マウスがあったほうが全然作業効率がアップします。

webサイト運用(WordPress)

PC(Mac)での使用アプリ webブラウザ
iPadでの使用アプリ (同上)
使用機器 なし
コメント 問題なくiPadで作業可能です。図版の制作関係を除けば、写真を入れる程度も対応可能。

表計算

PC(Mac)での使用アプリ エクセル(Office 365)
iPadでの使用アプリ エクセルiPad版(Office 365)
使用機器 なし(できればキーボード+マウス)
コメント iPadの種類によりOfficeの利用条件が違うようですが、Office365のアカウントでログインすればファイルの編集も可能です。(未ログインでも閲覧だけできます) ただしiPad版はマクロに未対応など、機能面での限定がつくので、作業内容によっては同じエクセルがあってもiPad版では使えない、ということが起こりますので注意が必要です。

メール

PC(Mac)での使用アプリ thunderbird、Gmail
iPadでの使用アプリ メール、Gmail
使用機器 なし
コメント タブレットのメイン用途のひとつでもあるので、全く問題なく可能です

webブラウズ

PC(Mac)での使用アプリ 各種webブラウザ
iPadでの使用アプリ (同上)
使用機器 なし
コメント 全く問題なく可能です。スマホのデカイ版=タブレット、ということで考えれば、ディスプレイサイズが大きく、画面解像度の大きいタブレットのメイン用途がまさにこのwebブラウズだと言えます。

ビデオチャット

PC(Mac)での使用アプリ webブラウザ(skypeやzoom)やチャットアプリ
iPadでの使用アプリ (同上)
使用機器 ヘッドホンやヘッドセット
コメント チャットソフトはwebアプリがリリースされているものも多いので、webbブラウザで問題なく可能です。iPad版アプリも出てますし。

イラスト描き

PC(Mac)での使用アプリ なし(手描きスキャン)
iPadでの使用アプリ Procreate、MedBang Paint
使用機器 Apple Pencil
コメント このためにiPad Pro+Apple Pencilを買ったので、イラスト描きはiPadの独壇場ですね。今までの手描きからの作業革命でした。PCでは無理・・

図版作成/画像編集

PC(Mac)での使用アプリ illustrator/Photoshop
iPadでの使用アプリ なし(多少のペイント系作業なら、MedBang Paintでも対応可能だけど・・)
使用機器 なし
コメント Adobeグラフィック系ソフトを使う作業は、マウスやキーボードショートカットなど体で覚えている操作ができなくなることは、すごくストレスになるし作業効率が低下するだけなので、PhotoshopのようにiPad版はあっても、。基本PCオンリーの作業です。
フォントのダウンロードやインストールがPCじゃないとできないことがかなり大きな差です。

ムービー編集

PC(Mac)での使用アプリ Premiere Pro
最終的なエンコードはwebアプリ使用
iPadでの使用アプリ なし
使用機器 なし
コメント iPadでもPremiere Rushというアプリがあり動画作成&編集可能なようですが、これも作業ストレスが増えるのはキツいのでPCオンリーでやってます。

あとパスロジの業務ではないですが、本業のほうで使っているデータベースソフトFileMaker Proに関しては、AdvancedバージョンならデータベースをカスタムAppとして作成し、それをiPad用のFileMaker GO 18で実行することができるようですが、私の使っているのはAdvancedバージョンではないので、Macだけでの作業です。

またリモートデスクトップについては、前回のレポートでは検証してなかったのですが、オフィスのMacへのリモートデスクトップ接続は、iPadからでも可能ですので、iPadで接続した状態で、Dropboxなどのクラウドサービスを活用してファイル操作したりもできています。これはGoodです!

という感じで、トータルするとできることには限りがあるものの、そこそこの作業はiPadでも可能だということです。
マウスが使えるようになったことで、キーボード使用時の作業は効率が上がることはわかりましたが、いくらキーボードとマウスをつけたからといってPCと同じ使い勝手になるには、まだまだiPadアプリ側がマウスやキーボードショートカットなどへの対応をしていくようにならないと、現時点では厳しいということです。
またグラフィック系のアプリでは、指2本を使ったタップやスワイプなどの指のアクションでいろいろなことができるようになっていて、使い勝手がいいのですが、マウスはクリックしかできないので、その点でも現時点ではマウスは役に立たない感じです。
しかし、iPadというかタブレットにとっては、PCのようにキーボードやマウスでのオペレーションは、タブレットの機器特製を生かした本来の使い方ではないので、これからマウスが使いやすくなるように各アプリが対応していくかどうかは、わからないですね。まあやむなしですが・・・。

(でもiPad OSだと、マウスのホイールの上下スクロールがPC(Mac)と逆になってしまい、このコントロールを設定できないので、これはOSアップデートで対応してもらいたいところです。)

キーボードとマウスをつけてエクセル作業していると、まるでノートPCのような感じですが・・・

また、iPadとPCの大きな違いである、ファイル管理の点で、iPad OSの「ファイル」ソフトは以前よりはかなり使い勝手が向上したものの、PCとは全く違うので、その点だけでも「PCの一部作業を一時的に行うのはiPadでも可能ですが、メインのPCとの連携なしでスタンドアローンでiPadだけで完結させるのは厳しい」というのが私の結論です。

オールマイティに使うのではなく、限られた用途での利用で、しかもその用途がiPadで対応できるものであれば、もちろんiPadでのテレワークも十分可能と言えるでしょう。またPCが不慮にクラッシュした時の代用にはある程度はなってくれますし。




P.S.
ちなみに、上記の表では「ムービー編集はMacのPremiere Proでやっていて、iPadでのムービー編集はしていない」、と書きましたが、Premiere Rushとか、他のiPad用のムービー編集アプリも色々とあるようなので、機会があれば試してみたいと思ってます。
Vlogの制作など、ムービーをiPhoneかiPadで撮影することが多ければ、そこからシームレスな編集もできたほうが、ストレスなく頻繁にムービーコンテンツをアップしていくことができますし。 ただしサウンドデータとのタイミング合わせをはじめとして、細かなことには目をつぶってのアバウトな編集くらいで良しにしないといけないでしょうけど・・・。